玄関ドアリフォーム完全ガイド:メリット・デメリットと成功へのステップ

通風 ドアリモ

 

玄関は家の顔とも言える場所。
玄関ドアのリフォームは、家の第一印象を大きく変えるだけでなく、防犯性や断熱性を向上させることができるため、多くの家庭で検討されるリフォームの一つです。
今ではカバー工法といって、既存のドア枠の上から玄関ドアを設置することが可能で、1日で作業が終了するため、負担も少ないです。
今回は、玄関ドアリフォームのメリットや具体的なステップや費用について詳しくご紹介します。

 

目次

1.玄関ドアリフォームのメリット

2.玄関ドアリフォームのデメリット

3.玄関はどんなメーカーのものがある?

4.LIXIL リシェントとYKK AP ドアリモを比較

5.リフォームの流れと予算

6.今使える補助金

7.まとめ

 

1.玄関ドアリフォームのメリット

 

1-1.美観の向上


玄関ドアは家の顔とも言えます。
玄関ドアを新しくすることで、家全体の印象が変わりされ、訪れる人に良い印象を与えることができます。
今では、各メーカー様々なデザインやカラーのドアが販売されており、選ぶ際に迷ってしまうほど。
お気に入りのドアを見つけることで、さらに家が好きになり、外観もアップデートできます。

 

1-2.防犯性の向上


最新の玄関ドアは、防犯性が高く、高性能。
例えば、施錠空け対策に効果的な「2ロック仕様」。
複製が困難で優れた耐ピッキング性能を持つ「ディンプルキー」。
ほかにも各メーカーさまざまな防犯対策がなされており、
耐久性も高く、安心して暮らせる性能が充実しています。

 

1-3.断熱性と省エネ効果


断熱性能の高い玄関ドアを選ぶことで、家の中の温度を一定に保ちやすくなります。冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができるため、冷暖房の効率が上がり、結果的に光熱費の節約にもつながります。

 

1-4.機能性の向上


最近の玄関ドアには、スマートロックや自動開閉機能など、便利な機能が追加されています。これにより、日常生活の利便性が大幅に向上します。

2.玄関ドアリフォームのデメリット

 

2-1.費用が掛かる


玄関ドアのリフォームには一定の費用がかかります。ドアの素材やデザイン、機能性によって価格は大きく異なりますが、高品質なドアを選ぶと費用はさらに高くなります。また、施工費用も加わるため、予算をしっかりと考慮する必要があります。

 

2-2.施工中は玄関が使えない


施工期間中は玄関が使用できなくなるため、一時的に家への出入りが不便になります。また、施工中の騒音や作業スペースの確保も考慮する必要があります。

 

2-3.業者選定や打ち合わせに時間を要する


どんな会社へ依頼すればよいかわからない場合は、まず業者の選定から始めなければなりません。
適切な業者を選ぶことで、スムーズな進行と高品質な施工が期待できます。
地域に密着している業者や、施工実績が豊富な会社がおすすめです。

3.玄関はどんなメーカーのものがある?

 

3-1.LIXIL リシェント


 

 

水まわりやエクステリアなどの製品が豊富なリクシル。
カバー工法を用いた玄関「リシェント」でリフォームが可能です。
リシェントは、「玄関ドア」「玄関引き戸」「勝手口」「アパートドア」「マンションドア」など、
豊富な種類があり、木造住宅、非木造住宅、どちらの場合でもリフォームが可能です。

 

3-2.YKK AP ドアリモ


 

 

窓・サッシ、玄関ドア、インテリア建材、エクステリア商材が豊富なYKK AP。
こちらもカバー工法を用いた「ドアリモ」でリフォームが可能です。
「玄関ドア」「玄関引き戸」「勝手口ドア」「マンションドア」「アパートドア」など、種類も豊富で防火ドアも採用可能です。
また、ドアから引き戸への交換もYKK APなら可能のため、気に入った仕様の玄関ドアを見つけられるはずです。

4.LIXIL リシェントとYKK AP ドアリモを比較

 

4-1.電気錠


電気錠は、玄関キーをもっと便利にスマートにしてくれる機能です。
例えば、キーで玄関を施解錠している場合、荷物の中から鍵が見つからなかったり、買い物後では、両手がふさがっていたりと、ちょっとしたストレスを感じている方も多いと思います。
そんな方には便利な電気錠がおすすすめです。

 

LIXIL リシェント

スマートフォン リシェント 電子錠1 登録されたスマートフォンがBluetooth®認証エリア内に入ると、ドアのボタンを押すだけで鍵の施解錠が可能。
通信エリア内であれば、アプリ上での施解錠も可能。
施解錠記録をスマートフォンで確認もできます。
カードキー/タグキー リシェント 電子錠2 小さな子供でも使いやすく、タグキーを近づけるだけで施解錠できます。
リモコン リシェント 電子錠3 カバンに鍵を入れたままで、ドアのボタンを押すだけ。
リモコンのボタンを押しても施解錠可能です。
手動キー リシェント 電子錠4 馴染みのある手動キー。
鍵穴に鍵を指して施解錠可能です。

 

YKK AP ドアリモ

顔認証 YKK AP 電気錠1 リモコンキーを携帯+ドアの前に立つだけで非接触で簡単に施解錠可能です。
スマートフォン YKK AP 電気錠2 専用アプリをダウンロードしたスマートフォンで施解錠可能です。
リモコンキー YKK AP 電気錠4 離れた場所からでも施解錠できるリモコン仕様。
リモコンを取り出さずとも、ドアハンドルのボタンを押すだけで施解錠も可能です。
タグキー YKK AP 電気錠3 タグキーを近づけるだけで施解錠可能。スマートな出入りが可能です。

 

大きな違いは、顔認証の機能。
鍵を紛失しても、顔認証機能が搭載されていれば安心して利用できます。

 

4-2.採風・通風


玄関のドアを閉めたまま換気ができる採風・通風機能。
通風機能があるだけで、防犯性を保ちながらしっかりと換気が可能です。

 

LIXIL リシェント

通風 リシェント2
採風部分には網戸がついているので、虫が侵入する心配もありません。
また、採風部分には格子をあしらうことで、外から手を差し込むこともできないため、防犯対策もばっちりです。

 

YKK AP ドアリモ

通風 ドアリモ
ドアを閉めたままでも換気が可能で、安全性やプライバシーに配慮し、開き確度制限が40度です。
また、高性能な「クリアネット」網戸を標準搭載していて、
開口0.9mm角にすることで、通風量がアップし(YKK AP比)、防虫性もアップしました。

 

ドアリモ

 

4-3.断熱


断熱性はお住まいの地域の気候に合わせて選択可能です。

 

LIXIL リシェント

リシェント 断熱

断熱性能は4パターンからお選びいただけます。

  • 極寒地域におすすめな高断熱仕様
  • 寒冷地域におすすめな断熱仕様(k2仕様)
  • 比較的温暖な地域におすすめな断熱仕様(k4仕様)
  • 断熱性能なしのアルミ仕様

高断熱仕様ハイグレードモデルは、最高クラスの断熱性能を実現。
玄関からの省エネ性と快適性が向上します。

 

YKK AP ドアリモ

断熱ドアは2種類からお選びいただけます。

  • 寒冷地や冷え込みの強い玄関にはD2仕様
  • 比較的温暖な地域にお住まいなD4仕様
  • 断熱性能なしのアルミ仕様

D2仕様には、ガラス部分にLow-E複層ガラス、
枠部分には枠断熱ラインと気密材が仕様されていて
温かさを保つ仕様になっています。

 

4-4.採光


光が差し込む玄関だと、自然光で玄関が明るく、電気とは違う温かな光に包まれます。

 

LIXIL リシェント

扉デザイン別

大開口デザイン リシェント 採光4 中央スリットデザイン リシェント 採光1
2スリットデザイン リシェント 採光2 腰壁デザイン リシェント 採光3

 

YKK AP ドアリモ

扉デザイン別

1スリット ドアリモ_採光1 2スリット ドアリモ_採光2
大採光 ドアリモ_採光3 上部採光 ドアリモ_採光5
上部採光 ドアリモ_採光6 小窓採光 ドアリモ_採光7

 

枠・子扉による採光も選択可能です。

 

4-5.防犯


各メーカー、防犯面も力を入れていて、今までの玄関ドアよりも防犯性が高くなります。

 

LIXIL リシェント

S型ハンドル リシェント防犯1 鍵穴がカバーで覆われているため、ピッキング対策に効果的です。
※選択品
2ロック仕様 リシェント防犯7 2ロックが標準装備で、シリンダー自体が不正解錠しづらい構造なので、ピッキングなどによる施錠開け対策に効果的です。
3つの鎌付デッドボルト リシェント防犯3 扉と枠の嚙み合わせが強化され、こじ破りに対する艇庫力を高めています。
※アルミ仕様は2カ所
ディンプルキー リシェント防犯4 複製が困難なディンプルキー。
表面に多数のくぼみがついた、複製困難な鍵を採用。
鍵穴壊しにも強い構造です。
ドアガード リシェント防犯2 一定以上は開かない様にすることが可能で、来訪者などを確認する際に便利です。
セキュリティサムターン リシェント防犯5 万が一、ガラスに穴をあけられても、サムターン回しで扉を開けられる心配がありません。
つまみを押すと、サムターンの取り外しも可能。
安全合わせガラス リシェント防犯4 2枚おガラスの間に特殊中間膜を挟み込み、一般的なガラスと比べ耐貫通性に優れています。
※選択品

 

YKK AP ドアリモ

2ロック式 ドアリモ 防犯5 50秒以内に2つ目の鍵を開けないと自動で再ロックしてくれる機能が標準装備。ピッキング対策にも効果があります。
タイマー施錠機能 ドアリモ 防犯6 タグキー、リモコンキー、スマートフォンアプリで解錠後、25秒間ドアが開かなあった場合、再度施錠してくれます。
誤操作を防ぐ機能が搭載されています。
シリンダーキー ドアリモ 防犯4 優れた耐ピッキング性能を持つディンプルキーを採用。
サムターンを回避 ドアリモ 防犯1 つまみが簡単にとり外せるため、ガラスが破られても簡単にドアを開けられる心配がありません
ドアガード ドアリモ 防犯2 通常のドアガードに加えて、アーム部分を受け側にスライドすることで、アームがかんぬきとなり、ドアをロックすることができます。

 

5.リフォームの流れと予算

 

5-1.リフォームのイメージを持つ


まず最初に大切なのは、玄関リフォームのイメージをしっかりと持つことです。
どんな玄関にしたいのか、どのようなデザインや機能を重視するのかを明確にしましょう。
例えば、防犯対策をしっかりとしたい、デザインはナチュラルな木目の玄関にしたいなど、自分の好みやライフスタイルに合わせてイメージを固めることが重要です。

 

5-2.予算を明確にする


次に、リフォームにかかる予算を明確にしましょう。
玄関のサイズやオプションの有無、デザインにより大きく異なります。
だいたい40万円~リフォームが可能となります。
まずは全体の予算を設定し、その中で必ず採用したい機能など、優先順位をつけていくと良いでしょう。
リフォームの予算を明確にしておき、予算内で、どの程度のリフォームが可能なのか、今後相談するリフォーム会社に確認しましょう。

 

5-3.リフォーム業者の選定


リフォーム業者の選定は、最も大切なことです。
地元のリフォーム会社や、施工実績の多いリフォーム会社に依頼すると安心です。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することも大切です。
また、検討しているリフォーム業者の口コミなども参考にしてみるといいでしょう。

 

5-4.デザインと素材の選定


次に、具体的なデザインや素材感などを選定します。
玄関のデザインは、家全体の雰囲気や外観に合わせることがポイントです。
例えば、ナチュラルな家には木の素材を活かしたデザインが合うでしょう。
また、耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮して素材を選ぶことも重要です。

 

5-5.契約・施工


リフォーム会社の選定が終わると、契約、施工となります。
現在の玄関リフォームは、約1日でリフォームが終了する「カバー工法」が主流です。
以前は、玄関リフォームの場合約5日施工日数がかかっていましたが、
現在は、既存の枠の上から枠を施工するため、早いリフォームが可能となっています。
実際の施工は、施工業者とコミュニケーションを密にとりながら、進捗状況を確認すると良いでしょう。

6.今使える補助金

 

国やお住まいの地域で補助金が支給される場合がございます。
補助金は予算の上限などもあり、予算が上限に達すると期間内でも事業が終了してしまうため、早めに検討をしましょう。
(※支援事業によって諸条件ございますので、事業者へホームページ等でご確認ください。)

 

6-1.先進的窓リノベ事業


 

 

内窓設置・外窓交換・ドア交換が対象で、環境省の『先進的窓リノベ事業』という補助金制度が2024年度より始まりました。
こちらの補助金制度の中で、内窓リフォームなどと同時リフォームであれば玄関に対する補助金の申請が可能です。

 

対象世帯 世帯を問わず、2023年11月2日以降に窓・ドアのリフォーム着工した方
申請者 施工業者(登録事業者のみ)
期間 予算上限に達するまで
最大補助額 200万円

 

※※窓のリフォームと同一契約内で断熱性能の高いドアにリフォームする場合に申請可能です。また、補助申請額が50000円以上でないと申請ができないため注意が必要です。※※

 

 

6-2.居住地独自の補助金


居住地(都道府県や市区町村)独自の補助金が使用できる可能性があります。
お住まいの地域のホームページなどで確認をしてみましょう。

 

7.まとめ

 

玄関リフォームは費用もかかり、家の顔となる部分のため、慎重にリフォームを進めていく必要があります。
自分にあったリフォーム会社を選定することが大切です。
ナカノヤでは、お客様のご希望を伺い、ぴったりなプランをご提案いたします。。
お見積りやご相談は無料で承っておりますので、ぜひお問い合わせください。

 

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