【トイレ】TOTOとLIXILどっちがいい?商品別・機能別比較

トイレ比較

この記事では…

  • TOTOとLIXIL(リクシル)の独自機能(除菌・陶器・お手入れ・洗浄)の違いがわかる!
  • タンクレス・フロートなどタイプ別に、両メーカーの代表商品の特徴を比較できる!
  • 重視したいポイントから、自分に合うメーカー・タイプの選び方がわかる!

トイレリフォームを検討し始めると、TOTOとLIXIL(リクシル)の2大メーカーだけでも商品や機能が多く、「結局どちらがいいの?」と迷ってしまいがちです。実は両メーカーの違いは、除菌の仕組み、便器の陶器、便座まわりのお手入れ方法、洗浄の水流といった「機能」にはっきり表れます。本記事では、まず機能ごとの違いを比較し、そのうえでタイプ別に代表商品の特徴を整理して、自分に合うトイレを選ぶポイントを解説します。


1. TOTOとLIXILはどんなメーカー?

まずは両メーカーの成り立ちと強みを押さえておきましょう。それぞれの「得意分野」を知っておくと、次章の機能比較が理解しやすくなります。

TOTOの特徴

TOTOのロゴ

TOTOはトイレをはじめ、キッチン・お風呂・洗面台など水まわり設備で大きなシェアを持つメーカーです。水から除菌成分をつくる「きれい除菌水」や、汚れがつきにくい陶器「セフィオンテクト」など、清潔さを保つための独自技術に強みがあります。


LIXIL(リクシル)の特徴

LIXILのロゴ

LIXILは、2011年にトステム・INAX・新日軽・サンウェーブ工業・東洋エクステリアの5社が統合して誕生した企業です。流体制御や人間工学といった独自の技術を商品に反映させており、使い勝手のよさとデザイン性を両立した商品が多いのが特徴です。他メーカーにはないカラーを選べる商品もあります。


2. 機能別比較

TOTOとLIXILの違いが最もはっきり出るのが、各メーカー独自の機能です。毎日使う中での「清潔さ」や「掃除のラクさ」に直結するため、メーカー選びの決め手になることも少なくありません。ここでは5つの観点で比較します。

🦠
除菌機能
黒ずみ・においを防ぐ
🧽
便座のお手入れ
すき間までラクに拭ける
✨
陶器(便器の素材)
汚れがつきにくく落ちやすい

※各機能の搭載有無は商品・グレードによって異なります。

→ 除菌機能の比較はこちら / お手入れの比較はこちら / 陶器の比較はこちら

除菌機能

どちらも菌を抑えて汚れやにおいの発生を防ぐ機能ですが、除菌する範囲に違いがあります。

TOTO

きれい除菌水

TOTO きれい除菌水のしくみ

「きれい除菌水」は、水に含まれる塩化物イオンを電気分解してつくる、除菌成分(次亜塩素酸)を含んだ水です。水からつくるため環境にもやさしいのが特長です。

  • トイレの使用前後に便器へ自動で吹きかけ、黒ずみのもとになる菌を除菌
  • ウォシュレットのノズルにも吹きかけ、ノズルの汚れも抑える
LIXIL

鉢内除菌

「鉢内除菌」は、便器の鉢内をまるごと除菌する機能です。においの元となる菌を除菌することで、トイレの嫌なにおいの発生を抑える消臭効果も期待できます。


陶器(便器の素材)

便器の多くは陶器製です。両メーカーとも陶器の表面に独自の加工を施していますが、どんな汚れに強いかに違いがあります。

TOTO

セフィオンテクト

TOTO セフィオンテクトの表面イメージ

「セフィオンテクト」は、従来の釉薬の上に特殊なガラス層を約1200℃で焼き付け、便器表面を100万分の1mmのナノレベルでなめらかに仕上げた陶器です。

  • 表面の凹凸が少ないため、汚れがつきにくく落としやすい
  • 親水性が高く、水が表面になじんで汚れを浮かせて落とす
LIXIL

アクアセラミック


 

「アクアセラミック」は、従来の陶器では落としにくかった汚れに対応した陶器です。

  • 頑固な水アカと汚物の両方を落としやすい
  • 傷がつきにくく、抗菌効果で細菌の増殖も抑える
  • 水の力で汚物がツルンと落ちる

便座まわりのお手入れ

便座と便器のすき間は汚れがたまりやすいのに掃除しにくい場所です。両メーカーとも便座部分を持ち上げる機能を用意していますが、持ち上がる方向が異なります。

TOTO

お掃除リフト

TOTO お掃除リフトのイメージ

ワンプッシュでウォシュレットの前方が持ち上がり、便器とのすき間をラクに拭き取れます。ネオレストLS・AS、GG、GG-800に搭載されています。

LIXIL

お掃除リフトアップ

LIXIL お掃除リフトアップのイメージ

シャワートイレ部分が真上に持ち上がるため、これまで手が届きにくかった便器とのすき間を奥まで拭き取れます。においの元になる汚れもしっかり取り除けます。


便器内の洗浄方式

どちらも少ない水で便器内を洗う点は共通ですが、水流の当て方に違いがあります。

TOTO

トルネード洗浄

TOTO トルネード洗浄のイメージ

渦を巻くような水流で、汚れやすいエリアを効率よく洗浄します。特に汚物が付着しやすい便器後方に勢いよく水が当たるため、少ない水でもしっかり洗い流せます。

LIXIL

パワーストリーム洗浄

LIXIL パワーストリーム洗浄のイメージ

水流が鉢内のすみずみまで回り込み、少ない水でも汚れを洗い流します。


便器の形状・デザイン


 

便器のフチ(縁)の形状は、両メーカーとも汚れがたまりにくい形を採用しています。TOTOは「フチなし形状」(GG-800・ピュアレストEXなど)、LIXILは「フチレス形状」(プレアスLS・アクアセラミック仕様のアメージュ便器など)と呼び、フチ裏に汚れが残りにくく掃除しやすいのが共通のメリットです。

デザイン面では、LIXILのサティスが「ノーブルグレー」(Gタイプ)や「ブルーグレー」(Sタイプ)など他メーカーにはないカラーを選べるのが特徴です。TOTOのフロートトイレFDは、キャビネット2色×天板7色の組み合わせで内装に合わせやすくなっています。


機能別比較のまとめ

ここまでの機能の違いを一覧にまとめました。

 

TOTO 項目 LIXIL
便器+ノズルきれい除菌水 除菌 便器の鉢内鉢内除菌
汚れがつきにくいセフィオンテクト 陶器 水アカも落ちるアクアセラミック
前方が上がるお掃除リフト 便座 真上に上がるお掃除リフトアップ
後方を重点洗浄トルネード洗浄 洗浄 鉢内全体を洗うパワーストリーム洗浄
フチなし形状 形状 フチレス形状
天板と組み合わせFD カラー 独自カラーサティス
TOTOが
向いている人
除菌による清潔さを重視したい人、ノズルまで自動できれいに保ちたい人
LIXILが
向いている人
水アカ汚れまで落としやすい陶器を選びたい人、他社にないカラーやデザインにこだわりたい人

3. タイプ別・商品の特徴比較

トイレは大きく5つのタイプに分かれ、同じメーカーでもタイプによって搭載される機能や使い勝手が変わります。ここではタイプごとに、TOTOとLIXILの代表商品の特徴を比較します。

※表内の参考価格はメーカー希望小売価格(2026年9月時点)で、工事費は含みません。

タンクレストイレ

タンクレストイレの設置イメージ

洗浄用の水を貯めるタンクがなく、水道に直結して水を流すトイレです。空間がすっきりしてデザイン性が高いほか、タンクへの給水を待たずに連続で水を流せます。一方で、水圧が低い住宅では設置できない場合があり、タンク上の手洗いがないため別途手洗い器の検討も必要です。

 

TOTO 項目 LIXIL
ネオレスト サティス
TOTO ネオレスト LIXIL サティス
NX/LS/AS/RSの4シリーズ シリーズ X/G/Sの3タイプ
デザイン・ウォシュレット機能・カラーが異なる グレードの違い 機能・デザインが異なる
LS・ASはお掃除リフト搭載 注目ポイント ノーブルグレー・ブルーグレーなど独自カラー
RS:359,700円〜
NX:798,600円〜
参考価格 S:391,600円〜
G:458,700円〜
X:601,700円〜

→ LIXIL サティスの商品詳細はこちら / TOTO ネオレストの施工事例はこちら / LIXIL サティスの施工事例はこちら


フロートトイレ

フロートトイレの設置イメージ

便器が床から浮いているトイレです。足元に便器の脚がないため床掃除がしやすく、配管やトイレットペーパー、掃除用具をキャビネットの中に隠せます。

 

TOTO 項目 LIXIL
レストパルF FD フロートトイレ
TOTO レストパルF TOTO FD
たっぷり収納とデザイン性を両立 コンパクトなキャビネットで空間を広く 特徴 足元が広々、丸みのある便器形状
L型/I型 キャビネット2色×天板7色 選べる仕様 キャビネット4色
480,000円〜 413,105円〜 参考価格 429,000円〜

収納量を重視するならTOTOのレストパルF、シンプルさとカラーの組み合わせを楽しむならTOTOのFD、やわらかい印象の便器を好むならLIXILのフロートトイレが選びやすいでしょう。

→ TOTO レストパルFの商品詳細はこちら / LIXIL フロートトイレの商品詳細はこちら / TOTO レストパルFの施工事例はこちら


キャビネット付トイレ

キャビネット付トイレの設置イメージ

タンク横のデッドスペースを収納として活用できるトイレです。タンクをキャビネットで隠せるため、収納を確保しつつタンクレス風のすっきりした見た目にできます。

 

TOTO 項目 LIXIL
レストパル Jフィット
TOTO レストパル LIXIL Jフィット
トイレ空間に必要な器具をパッケージ化 特徴 タンク付便器に近い価格で導入しやすく、最短半日で施工可能
L型/I型、すっきり収納タイプ/まるごと収納タイプ 選べる仕様 I型/L型、H5/H1の2グレード、キャビネット4色
392,000円〜 参考価格 340,450円〜

※JフィットはI型・H1グレードの場合の最低価格です。

TOTOのレストパルは、「すっきり収納タイプ」はキャビネットとカウンターの高さが揃い空間を広く見せられ、「まるごと収納タイプ」は便器後ろの収納が充実しています。LIXILのJフィットは、手洗器をコーナーに配置して近づきやすくしているほか、機能充実のH5(瞬間式)とベーシックなH1(貯湯式)からグレードを選べ、費用と工期を抑えやすいのが強みです。

→ TOTO レストパルの商品詳細はこちら / TOTO レストパルの施工事例はこちら / LIXIL Jフィットの施工事例はこちら


一体型トイレ(ローシルエット)

一体型トイレ(ローシルエット)のイメージ

一体型トイレは、タンク・便座・便器がひとつにまとまったトイレです。つなぎ目や凹凸が少なくお手入れが簡単な一方、便座部分が故障した場合もトイレ全体の交換が必要になることがあります。ローシルエットタイプは、タンクがありながらタンクレスのような低い見た目を実現しています。

 

TOTO 項目 LIXIL
GG プレアスLS
GG800 LIXIL プレアス
タンクレスのようなローシルエット・コンパクトさ 特徴 コンパクトなフォルムと流れるような曲線デザイン
お掃除リフト 注目機能 フチレス形状
貯湯式 温水方式 貯湯式
325,600円〜 参考価格 345,290円〜
貯湯式は「連続使用」に注意
貯湯式とは、便座に内蔵したタンクにお湯を貯めておき、ウォシュレット(シャワートイレ)使用時に使う方式です。貯めたお湯を使い切ると、再び温まるまで冷たい水が出ることがあるため、家族が続けて使うご家庭ではショールームなどで使い勝手を確認しておくと安心です。

→ TOTO GGの施工事例はこちら / LIXIL プレアスの施工事例はこちら


一体型トイレ(手洗い器付き)

手洗い器付き一体型トイレのイメージ

一体型トイレのうち、タンク上に手洗い器を備えたタイプです。手洗い部分が広く、お子さまから高齢の方まで手を洗いやすいのが特長です。一体型ならではのお手入れのしやすさや注意点は前項と共通です。

 

TOTO 項目 LIXIL
GG-800 アメージュシャワートイレ
TOTO GG-800 LIXIL アメージュ
ノズルきれい、トルネード洗浄、フチなし形状、お掃除リフト 注目機能 ベーシックな機能を搭載
水はねが少なく手を洗いやすい設計 手洗い 手洗付/手洗なしを選べる
― グレード 1・2・4・6グレードの4種類
― 温水方式 貯湯式
315,590円〜 参考価格 309,430円〜

※アメージュシャワートイレの価格は、アクアセラミック仕様の場合の最低価格です。

機能の充実度で選ぶならTOTOのGG-800、必要な機能だけをグレードで選び分けたいならLIXILのアメージュシャワートイレが候補になります。

→ LIXIL アメージュの施工事例はこちら


組み合わせトイレ

組み合わせトイレのイメージ

タンク・便座・便器がそれぞれ独立しているトイレです。便座が故障しても便座だけを交換でき、将来ウォシュレットの機能だけを新しくすることも可能です。ただしタンクがある分、タンクレストイレに比べると空間に圧迫感が出やすくなります。

 

TOTO 項目 LIXIL
ピュアレストEX ピュアレストQR アメージュ便器
TOTO ピュアレストEX TOTO ピュアレストQR LIXIL アメージュ
お掃除しやすい丸みを帯びたタンク形状 定番のスタンダードモデル。手洗なしタイプはタンクが低くコンパクト 特徴 さまざまな排水方向・排水芯に対応し、既存配管に合わせやすい
セフィオンテクト、フチなし形状 セフィオンテクト、フチなし形状 陶器・形状 アクアセラミック仕様ならフチレス形状
手洗付/手洗なし 手洗付/手洗なし その他 手洗付/手洗なし、節水性が以前より向上
手洗付 178,420円〜
手洗なし 170,940円〜
手洗付 145,530円〜
手洗なし 134,860円〜
参考価格(便座別途) 手洗付 124,850円〜
手洗なし 116,050円〜

※アメージュ便器はアクアセラミック仕様の場合の価格です。

→ TOTO ピュアレストEXの商品詳細はこちら / TOTO ピュアレストEXの施工事例はこちら / TOTO ピュアレストQRの施工事例はこちら


タイプ別の特徴まとめ

ここまで紹介したタイプと代表商品を一覧にまとめました。

 

TOTO タイプ LIXIL
ネオレスト タンクレス サティス
レストパルF、FD フロート フロートトイレ
レストパル キャビネット付 Jフィット
GG 一体型(ローシルエット) プレアスLS
GG-800 一体型(手洗い器付き) アメージュシャワートイレ
ピュアレストEX、QR 組み合わせ アメージュ便器
 

タンクレス デザイン性を重視し、連続洗浄できる快適さも欲しい人(水圧の確認が必要)
フロート 床掃除をラクにしたい人、配管や掃除用具を見せずにすっきりさせたい人
キャビネット付 収納をしっかり確保しつつ、タンクレス風の見た目にしたい人
一体型 お手入れのしやすさと見た目を両立したい人
組み合わせ 費用を抑えたい人、将来は便座だけ交換したい人

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4. よくある質問

QTOTOとリクシル、結局どちらを選べばいいですか?

A除菌による清潔さを重視するならTOTO(きれい除菌水)、水アカまで落としやすい陶器や独自カラーを重視するならLIXIL(アクアセラミック)が目安です。まずはタイプを決めてから、同じタイプの商品同士で機能を比べると選びやすくなります。

Q同じ商品なら、どのグレードでも同じ機能が付いていますか?

Aいいえ。同じ商品でもシリーズやグレードによって搭載される機能は異なります。たとえばTOTOのお掃除リフトは、ネオレストではLS・ASに搭載されています。欲しい機能が決まったら、そのグレードに搭載されているかを確認しましょう。

Qフチなし(フチレス)形状にはどんなメリットがありますか?

A便器のフチ裏に汚れがたまる部分がないため、掃除がしやすく汚れが残りにくいのがメリットです。TOTOでは「フチなし形状」、LIXILでは「フチレス形状」と呼ばれています。

Q便座(ウォシュレット)だけを新しくすることはできますか?

A組み合わせトイレであれば便座のみの交換が可能です。一体型トイレやタンクレストイレは便座と便器が一体になっているため、故障内容によってはトイレ全体の交換が必要になることがあります。

Q古いトイレからタンクレストイレに交換できますか?

A水圧が低い住宅ではタンクレストイレを設置できない場合があります。手洗い器を別に設ける必要があるかどうかも含め、現地調査での確認が必要です。

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執筆者

 

ナカノヤ
株式会社ナカノヤ Nakanoya Co., Ltd.
創業110年以上の歴史を誇る。
一般住宅のリフォームから設備工事を中心に官公庁の大型施設の新築・リニューアル工事まで手掛ける地元密着企業。
管工事、土木、建築、電気など、さまざまな国家資格取得者が在籍。
越谷・浦和・墨田・日本橋を中心にリフォーム工事は年間2500件以上。

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