屋根カバー工法とは?費用相場やメリット、塗装・葺き替えとの違い|施工事例あり

屋根カバー工法とは?費用相場やメリット、塗装・葺き替えとの違い|施工事例あり【2026年最新版】

この記事では…

  • 屋根リフォームの3つの方法(塗装・カバー工法・葺き替え)の違いがわかる!
  • カバー工法向けの軽い屋根材「アイジールーフ」の特長がわかる!
  • 屋根・外壁塗装と棟板金交換の施工事例と流れがわかる!

築年数がたつと、屋根材の色あせや割れなど、経年劣化が気になってきます。屋根のリフォームにはいくつかの方法があり、屋根の状態や住まいの環境によって最適な方法は変わります。この記事では、屋根リフォームの方法の違いと費用相場、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根をかぶせる「カバー工法」について、ナカノヤの施工事例とあわせてご紹介します。


1. 屋根リフォームの方法とカバー工法

屋根リフォームの3つの方法

屋根のリフォームは、大きく次の3つの方法に分かれます。

🖌️
塗装
表面を塗り直す
🔄
葺き替え
撤去して新しくする
🏠
カバー工法
上からかぶせる

※どの方法が合うかは、屋根材の種類や傷み具合によって変わります。

→ カバー工法のメリットと注意点はこちら / 屋根リフォームの施工事例はこちら

方法 工事の内容 工期
塗装 既存の屋根材の表面を塗り直して保護する 短い
カバー工法 既存の屋根の上に、新しい屋根材をかぶせる 比較的短い
葺き替え 既存の屋根材を撤去して、新しい屋根材に替える 長い

 

塗装 屋根材の傷みが少なく、色あせなど見た目の劣化が中心の人
カバー工法 割れなどの劣化が進んでいるが、下地は傷んでいない人。工期や廃材を抑えたい人
葺き替え 雨漏りなどで下地まで傷んでいる人。瓦屋根など重い屋根を軽くしたい人

カバー工法のメリットと注意点

既存の屋根に新しい屋根材をかぶせるカバー工法

カバー工法は、既存の屋根を残したまま、その上に新しい屋根材を重ねる工法です。主なメリットは次のとおりです。

  • 既存の屋根材を撤去しないため、廃材や解体時の騒音・ほこりが少ない
  • 葺き替えに比べて工期を短くしやすい
  • 住みながら工事ができる

一方で、選ぶ前に知っておきたい注意点もあります。

① 屋根が重くなる
既存の屋根に重ねるぶん、屋根全体が重くなります。建物への負担を抑えるため、軽い屋根材を選ぶことが大切です。
② 下地が傷んでいる場合はできない
雨漏りなどで屋根の下地まで傷んでいる場合は、カバー工法ではなく葺き替えが必要です。
③ どの屋根でもできるわけではない
瓦屋根のように凹凸の大きい屋根には、基本的にカバー工法は向きません。コロニアル(スレート)屋根や金属屋根が主な対象です。

外壁・屋根リフォームの費用相場

※費用は2026年9月時点の目安です。実際の費用は、建物の面積や劣化状況、使用する材料によって変わります。

ナカノヤの費用相場ページでは、外壁・屋根リフォームの費用の目安を、工法ごとに次のようにご案内しています。

工法 費用の目安 特徴
塗装 100万〜200万円40坪・工期10〜14日程度 費用を抑えて表面を保護できる
重ね張りカバー工法 150万〜300万円 解体・撤去費用を抑えられる
張り替え 300万〜500万円 内部の劣化まで補修できる

実際に屋根と外壁をまとめて塗装した事例の費用は、3章の工期と費用をご覧ください。

→ 外壁・屋根リフォームの費用相場はこちら

もっと詳しく検討されたい方は、こちらからお気軽にお問合せください!

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2. カバー工法向けの屋根材「アイジールーフ」

アイジールーフとは

アイジー工業の屋根材アイジールーフ

アイジールーフは、アイジー工業の金属屋根材です。既存の屋根を撤去しないカバー工法でのリフォームにも適した屋根材として、メーカーからも案内されています。

項目 特長
重さ 1㎡あたり約5.0kgの超軽量
鋼板 耐久性に優れた次世代ガルバリウム鋼板(超高耐久ガルバ)
断熱 屋根材と断熱材が一体になった構造
遮熱 遮熱性の高い塗料で、室内に入る熱を抑える

※2026年10月時点のアイジー工業公表情報をもとにしています。仕様は商品によって異なります。


既存の屋根に重ねられる軽さ

「屋根をかぶせると重くならないの?」と心配される方もいらっしゃいますが、アイジールーフは超軽量の屋根材です。メーカーによると、重さはスレート屋根の約1/4、瓦屋根の約1/10。この軽さだからこそ、既存の屋根に重ねるカバー工法が実現できます。

軽量な屋根材アイジールーフ

実際にサンプルを手に持ってみると、A4サイズほどの大きさで、携帯電話と変わらないくらいの重さです。

アイジールーフのサンプルを手に持った様子


耐久性と遮熱・断熱性

アイジールーフには、次世代のガルバリウム鋼板「超高耐久ガルバ」が使われており、耐久性に優れています。さらに、遮熱性の高い塗料で室内に入る熱を抑え、屋根材と一体になった断熱材との相乗効果で、断熱性能も発揮します。夏の暑さや冬の寒さをやわらげ、1年中快適に過ごしやすい住まいにつながります。


3. 施工事例:屋根・外壁塗装と棟板金の交換

築25年の戸建てで、屋根と外壁の塗装に加えて、傷んだ棟板金を交換した越谷市の事例です(2024年施工)。

お悩みとご提案

屋根の頂上部分を覆う金属の部材を「棟板金(むねばんきん)」、その下で棟板金を固定している木材を「貫き板(ぬきいた)」といいます。今回のお住まいでは貫き板が腐食し、棟板金が強風で飛ばされてしまいそうな状態でした。

BEFORE

交換前の傷んだ棟板金

AFTER

新しく交換した棟板金

そこで、腐食した貫き板をすべて交換し、棟板金も新しいものに入れ替えました。あわせて屋根と外壁を塗装し、外壁は1階と2階の色のバランスもご提案しています。

BEFORE

塗装前の外壁

AFTER

塗装後の外壁


施工の流れ

STEP1 足場の設置と高圧洗浄

足場を設置した外壁塗装の現場

家のまわりに足場を組み、高圧洗浄で屋根や外壁の汚れ・コケを落とします。

STEP2 下地処理

ケレンによる下地処理

塗料がしっかり密着するよう、サビや古い塗膜を落とす「ケレン」などの下地処理を行います。

STEP3 棟板金の交換

棟板金の交換作業1 棟板金の交換作業2 棟板金の交換作業3

腐食した貫き板を撤去して新しい板に交換し、その上から新しい棟板金を取り付けます。

STEP4 屋根の塗装

下塗り

屋根の下塗り

中塗り

屋根の中塗り

上塗り

屋根の上塗り

屋根は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで仕上げます。重ね塗りすることで、塗膜の厚みと耐久性を確保します。

STEP5 外壁の塗装

下塗り

外壁の下塗り

中塗り

外壁の中塗り

上塗り

外壁の上塗り

外壁も同じく3回塗りです。すき間にはコーキング処理を行い、雨水の浸入を防ぎます。


工期と費用

項目 内容
エリア・建物 越谷市・戸建て・築25年
施工箇所 屋根、外壁、軒天、雨どい、出窓、雨戸
工事内容 屋根・外壁塗装、棟板金と貫き板の交換、コーキング、高圧洗浄
工期 15日
費用 237万円(税込)

※2024年の施工当時の費用・工期です。外壁や付帯部の塗装も含みます。現在の費用は、建物の大きさや劣化状況、使用する材料によって変わります。

→ この施工事例の詳細はこちら / 外壁のリフォームはこちら


4. よくある質問

Q&Aまとめ

Q雨漏りしている屋根でも、カバー工法でリフォームできますか?

A雨漏りで屋根の下地まで傷んでいる場合は、カバー工法ではなく葺き替えが必要になることがあります。まずは現地調査で屋根の状態を確認し、最適な方法をご提案します。

Q工事中も家で普段どおり生活できますか?

Aカバー工法は外からの工事なので、住みながらリフォームできます。ただし、足場の設置や屋根材の取り付けの際には音が出るため、事前に工事の日程をご案内します。

Q古いスレート屋根はアスベストが心配です。

A古いスレート屋根材の中には、アスベストを含むものがあります。カバー工法は既存の屋根を撤去しないため、解体による飛散や処分の手間を抑えやすいのもメリットです。屋根材の種類は、現地調査の際に確認します。

Q屋根と外壁のリフォームは一緒にしたほうがいいですか?

A屋根も外壁も工事に足場が必要なため、同時に行えば足場を組むのが一度で済みます。外壁の色あせやひび割れも気になっている場合は、あわせて検討するのがおすすめです。

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執筆者

 

ナカノヤ

株式会社ナカノヤ Nakanoya Co., Ltd.
創業110年以上の歴史を誇る。
一般住宅のリフォームから設備工事を中心に官公庁の大型施設の新築・リニューアル工事まで手掛ける地元密着企業。
管工事、土木、建築、電気など、さまざまな国家資格取得者が在籍。
越谷・浦和・墨田・日本橋を中心にリフォーム工事は年間2500件以上。

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