間取り変更リフォームの費用相場は?工事別に費用が変わるポイントと工期の目安


リビング

この記事では…

  • 間取り変更の費用が「何で決まるのか」がわかる!
  • 壁の撤去・部屋の分割・水まわり移動など、工事別に費用を左右するポイントがわかる!
  • 工期の目安と、正確な見積もりを出すために現地調査で確認することがわかる!

「子どもが大きくなったので部屋を分けたい」「使っていない和室をつなげて広いLDKにしたい」など、暮らしの変化に合わせて間取りを見直したいと考える方は少なくありません。ただ、間取り変更はトイレやキッチンの交換と違い、同じ「壁を1枚なくす」工事でも、壁の中の構造や配線、床・天井の状態によって必要な工事がまったく変わります。この記事では、間取り変更の費用がどのように決まるのかを工事別に整理し、費用が上がりやすい条件、工期の目安、そして見積もり前に現地調査で確認すべきポイントまでまとめて解説します。

1. 間取り変更の費用の考え方

 
間取り変更でLD広々!フルリノベーション|越谷市

間取り変更の費用が一律で出せない理由と規模の目安

間取り変更の費用は、「どの壁を、どこまで、どう変えるか」で大きく変わります。同じ6畳の部屋を分ける工事でも、壁の長さ、出入口の数、洋室か和室か、壁の中に配線や柱があるかによって、必要な作業と材料が変わるためです。そのため、ナカノヤでは間取り変更の費用を一律の金額ではなく、現地調査で壁・床・天井の状態を確認したうえでお見積りしています。

まずは、ご希望の工事がどのくらいの規模にあたるのかを、下の3段階でイメージしてみてください。

🧱
壁1面の撤去・新設
小規模
工期:1〜3日程度
🚪
部屋の分割・統合
中規模
工期:2〜5日程度
🏠
LDK拡張・全体の変更
大規模
工期:1週間〜

※規模・工期は一般的な目安です。金額は壁の構造や配線・配管の状況によって変わるため、現地調査のうえでお見積りします。

→ 工事別の費用を左右するポイントはこちら / 工期の目安はこちら

間取り変更費用の内訳

間取り変更の見積もりは、主に次の項目の組み合わせで構成されます。どの項目が必要になるかは工事内容によって異なり、ここが「見積もり金額に差が出る理由」でもあります。

費用項目 内容
解体・撤去 既存の壁・建具・床材などを取り外す作業
木工事 新しい壁の骨組み(下地)づくり、出入口の枠の取り付け、撤去後の下地補修
内装仕上げ 床・壁紙・天井の張り替えや補修
電気工事 コンセント・スイッチ・照明の移設や新設
建具工事 室内ドアや引き戸の新設・移設(製品代+取付工事)
設備工事 キッチン・トイレなど水まわりを移動する場合の給排水・換気・ガス工事
処分費・諸経費 廃材の処分、養生、マンションの場合の申請手続きなど

※見積もりを比較するときは、総額だけでなく「どの項目が含まれているか」を確認しましょう。

マンションと戸建てで変わるポイント

同じ間取り変更でも、マンションと戸建てでは「動かせる範囲」と「確認すべきこと」が異なります。

項目 マンション 戸建て
動かせる範囲 専有部分の間仕切り壁のみ。コンクリートの躯体壁は撤去できない 建物全体が対象。ただし構造上必要な柱・壁は撤去できない、または補強が必要
事前の手続き 管理規約の確認と管理組合への工事申請が必要 大規模な変更でなければ、基本的に申請は不要
費用が上がりやすい条件 梁・配管スペースの位置、床の遮音規定、水まわりの排水勾配 耐力壁の補強、床下・天井裏の配線・配管の状況、築年数による下地の傷み
⚠️ 撤去できる壁かどうかは見た目では判断できません
室内の壁でも、戸建てでは建物を支える「耐力壁」、マンションではコンクリートの躯体壁である場合があります。撤去できるかどうか、補強が必要かどうかは、図面と現地の確認で判断します。

2. 工事別の費用を左右するポイント

 
間取り図

部屋の分割・統合・LDK拡張

ここでは代表的な間取り変更の工事ごとに、想定する工事内容と、費用を左右する要因を整理します。

間仕切り壁の撤去

構造に関係しない間仕切り壁を1面撤去し、壁があった部分の床・壁・天井を部分的に補修する、間取り変更の基本となる工事です。

項目 内容
想定する工事 非構造壁1面の撤去+床・壁・天井の部分補修
費用を左右する要因 壁の長さ、壁内の配線・スイッチの有無、撤去跡の床材をそろえられるか

 

1部屋を2部屋に分ける

広い子ども部屋を2つに分けるなど、間仕切り壁を新設して出入口を設ける工事です。分けたあとの各部屋に照明・スイッチ・コンセントが必要になる点も見落としがちです。

項目 内容
想定する工事 間仕切り壁の新設+出入口の設置
費用を左右する要因 部屋の広さと新設する壁の長さ・高さ、洋室か和室か(和室は床や壁の仕上げが変わる)、出入口の数
あわせて検討すること 各部屋の照明・スイッチ・コンセント、窓やエアコンの位置

 

2部屋を1部屋にまとめる

隣り合う2部屋の間仕切り壁を撤去し、ひとつの広い部屋にする工事です。壁を取るだけでなく、撤去後の内装をどこまで復旧するかで工事の範囲が変わります。

項目 内容
想定する工事 間仕切り壁の撤去+内装の部分復旧
費用を左右する要因 2部屋の床材・床の高さが違うか(和室と洋室など)、天井の段差や梁の有無、照明の位置変更

 

隣の部屋を取り込みLDKを拡張

リビングに隣接する洋室や和室を取り込み、LDKを広げる工事です。マンションと戸建てで、想定する広さと注意点が異なります。

項目 マンション 戸建て
想定する工事 壁撤去を含むLDK拡張(約4〜6畳分) 壁撤去を含むLDK拡張(約4〜8畳分)
費用を左右する要因 梁や配管スペースの位置、床の遮音規定、床暖房の有無 撤去する壁が耐力壁か(補強の要否)、床材をLDK全体でそろえるか

 

住まい全体の間取り変更

マンションの専有部全体や、戸建ての1階全体の間取りを組み替える工事です。ここで想定しているのは解体と壁の骨組み(木工事)までの間取り工事部分です。床・壁紙などの内装仕上げや、キッチン・浴室などの設備更新は別途必要になります。

項目 マンション 戸建て
想定する範囲 専有部全体(50〜70㎡程度) 1階全体(40〜60㎡程度)
含まれる工事 解体+壁の骨組み(木工事)
別途必要な工事 床・壁紙などの内装仕上げ、設備の更新

※内装・設備まで一新する場合は、全面リノベーションとしてまとめてご相談いただくと、工事の重複を減らせます。

→ リノベーションについてはこちら / 内装のリフォームはこちら

工事別のまとめ比較

ここまでの工事を、規模感と費用が上がりやすい条件でまとめると次のようになります。

工事 規模 費用が上がりやすい条件
間仕切り壁の撤去 小 壁内に配線・スイッチがある、床材がそろわない
1部屋を2部屋に 中 部屋が広い、和室、出入口や照明・コンセントを増やす
2部屋を1部屋に 中 床の高さ・床材が違う、天井に段差や梁がある
LDKの拡張 大 耐力壁の補強、床暖房、床材をLDK全体でそろえる
全体の間取り変更 大 内装仕上げ・設備更新が別途必要

 

どの工事が合うかは、今の暮らしで「何に困っているか」で考えると整理しやすくなります。

間仕切り壁の撤去 廊下や部屋の圧迫感をなくしたい、風通しや光の入り方を良くしたい方に。
1部屋を2部屋に 子どもの成長に合わせて個室を用意したい、在宅ワーク用の部屋がほしい方に。
2部屋を1部屋に 子どもの独立などで使わなくなった部屋を、ゆとりある寝室や趣味の部屋にしたい方に。
LDKの拡張 家族が集まる空間を広げたい、使っていない和室をリビングと一体にしたい方に。
全体の間取り変更 暮らし方が大きく変わり、部屋の配置から見直したい方に。設備の更新と同時に検討するのがおすすめです。

もっと詳しく検討されたい方は、こちらからお気軽にお問合せください!

ご相談・現地調査・お見積は無料で対応いたします♪
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水まわりの位置変更

間取り変更にあわせてキッチンやトイレの位置を動かす場合は、設備本体の費用とは別に、配管や換気の工事が追加で必要になります。ここでは同じ階での近距離の移動を想定しています。

 

移動する設備 追加で必要になりやすい工事
キッチン 給排水管の延長、換気ダクトの経路変更、ガス配管またはIH用の電源工事
洗面台 給水・給湯・排水管の延長、コンセントの移設
トイレ 太い排水管の移設と勾配の確保、換気扇の設置、温水洗浄便座用の電源
浴室 給排水・給湯管の移設、換気ダクト、新しい位置に合わせた浴室サイズの検討
⚠️ 水まわりの移動は「動かせる距離」に限りがあります
排水には水が流れるための勾配が必要なため、床下の高さや既存の排水管の位置によって、移動できる距離や方向が決まります。特にマンションでは、共用の排水管(縦管)の位置から大きく離せないことが多いため、必ず現地調査で可否を確認します。

→ 水回りのリフォームはこちら / キッチンのリフォームはこちら

追加でかかりやすい費用

間取り変更の本体工事とは別に、仕上がりや使い勝手に合わせて追加になりやすい工事があります。見積もりを比べるときは、これらが含まれているかを確認しましょう。

工事 費用が変わるポイント
建具の新設・移設 室内ドア・引き戸1か所ごとに、製品代と取付工事(枠の設置・周囲の壁補修)がかかります。製品のグレードやデザインで金額の幅が大きいため、製品代と工事費を分けて確認しましょう。
コンセント・スイッチの移設 1か所ごとに加算されます。移設先までの配線距離や、壁の中に配線を通せるかどうかで手間が変わります。
床・壁・天井の全面仕上げ 部分補修ではなく内装をそろえる場合に必要です。間取り変更した部屋だけか、つながる部屋や廊下まで仕上げるかで範囲が変わります。

※部分補修の場合、既存の床材や壁紙と色味・柄が完全にはそろわないことがあります。

3. 工期と見積もりのポイント

 
リビング

工期の目安

工事内容ごとの工期の目安は以下の通りです。実際の工期は、工事範囲や同時に行う内装・設備工事によって変わります。

 

工事内容 工期の目安
間仕切り壁の撤去 1〜3日
1部屋を2部屋に分ける 2〜5日
2部屋を1部屋にまとめる 2〜5日
LDKの拡張 1〜2週間
全体の間取り変更 3週間〜
水まわりの位置変更(追加) 数日〜1週間程度の加算

※一般的な目安です。マンションでは管理組合の承認を得てからの着工となるため、申請期間も見込んでおきましょう。

現地調査で確認すること

間取り変更の費用を正確に出すには、図面だけでなく現地での確認が欠かせません。ナカノヤの現地調査では、主に次のポイントを確認します。

確認ポイント 費用への影響
壁の構造 撤去できる壁か、補強が必要かで工事内容が変わる
壁・床・天井の中の状態 配線・配管の有無や下地の傷みで、移設や補修の手間が変わる
配管ルートと床下の高さ 水まわりを動かせる距離・方向が決まる
既存の内装材 部分補修でそろうか、全面張り替えが必要かを判断する
管理規約(マンション) 床材の遮音等級や工事可能な時間帯など、仕様と工程に関わる

現地調査の結果をもとに、必要な工事を項目ごとに分けてお見積りします。ご相談・現地調査・お見積りは無料ですので、「この壁は取れる?」といった段階からお気軽にご相談ください。

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補助金・助成金の対象になるケース

間取り変更そのものは補助金の対象外となることが多いものの、同時に行う工事の内容によっては、国や自治体の制度を使える場合があります。

制度 対象になりやすい工事
国の住宅省エネ関連の補助制度 間取り変更とあわせて行う断熱改修、窓の交換、高効率給湯器や節水型設備への交換など
自治体独自の助成金 バリアフリー改修(段差解消・手すり設置など)、子育て世帯・高齢者世帯向けの住宅改修
介護保険の住宅改修費 要介護・要支援認定を受けている場合の、開き戸から引き戸への交換、段差解消、手すり設置など
⚠️ 制度は年度ごとに内容が変わります
補助額・予算枠・申請期間は年度ごとに変わり、多くの制度は着工前の申請が必要です。対象になるかどうかは、プランを決める段階でご相談ください。

費用を抑え、見積もりを正確にするポイント

間取り変更は、事前の準備と計画の立て方で、費用と仕上がりの満足度が大きく変わります。

① 構造に関わらない壁で計画する 耐力壁や躯体壁を避けたプランにすると、補強工事が不要になり費用を抑えやすくなります。
② 水まわりはなるべく動かさない 配管の移設は費用と工期が大きく増えるポイントです。今の位置を活かせないか、まず検討しましょう。
③ 内装や設備の更新はまとめて行う 間取り変更と別々に工事すると、解体や養生が二重にかかります。予定があれば同時に計画するのが効率的です。
④ 項目別の見積もりで比較する 「一式」ではなく、解体・木工事・内装・電気などの項目別に見積もりを確認すると、工事内容の違いがわかりやすくなります。

※金額だけで判断せず、工事後の保証やアフターフォローの内容もあわせて確認することをおすすめします。

4. よくある質問

Q&Aまとめ

Q住みながら間取り変更の工事はできますか?

A壁の撤去や部屋の分割など、工事範囲が限られる場合は住みながらの施工が可能です。家具の移動や工事中の音・ほこりへの配慮が必要になるため、工事する部屋の荷物をどこに置くかを事前に打ち合わせします。全体の間取り変更など大規模な工事では、仮住まいをおすすめする場合もあります。

Q相談や現地調査の前に準備しておくものはありますか?

Aお手元に間取り図や建築時の図面があればご用意ください。マンションの場合は管理規約もあるとスムーズです。また、「どの部屋をどう使いたいか」「今どこに不便を感じているか」をメモしておくと、プランのご提案がしやすくなります。

Q現地調査や見積もりに費用はかかりますか?

Aナカノヤでは、ご相談・現地調査・お見積りを無料で行っています。「この壁は取れるのか」「水まわりを動かせるのか」といった、プランが固まる前の段階でもお気軽にご相談ください。

Q間取り変更のついでに、収納を増やすこともできますか?

A可能です。部屋を分ける際に壁の一部をクローゼットにしたり、撤去した壁の位置に造作収納を設けたりと、間取り変更と同時に収納計画を立てると、空間を無駄なく使えます。

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執筆者

 

ナカノヤ

株式会社ナカノヤ Nakanoya Co., Ltd.
創業110年以上の歴史を誇る。
一般住宅のリフォームから設備工事を中心に官公庁の大型施設の新築・リニューアル工事まで手掛ける地元密着企業。
管工事、土木、建築、電気など、さまざまな国家資格取得者が在籍。
越谷・浦和・墨田・日本橋を中心にリフォーム工事は年間2500件以上。

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